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新潟県長岡市双葉寮支援活動1次隊

 8月4日から6日の3日間、学生3人で人新潟県長岡市にある児童養護施設「双葉寮」にて活動しました。
 双葉寮では2019年まで児童養護施設の子どもたちとの交流をする「子ども隊」として活動をさせていただいていましたが、コロナで中止されていました。2020年から数人の子どもを対象にオンライン学習支援をはじめ、2022年の夏から小規模での対面活動が再開され、今回は3次隊に分かれて活動を行います。
 オンライン学習支援を含めた双葉寮での活動の目的としては、「活動に関わる全ての人との関係性をさらに深め、持続して関わる中で共に成⻑していく」ということを掲げています。

 1日目は午前中は1~2時間程度、学習の時間がありました。オンライン学習支援でも関わっている子どももいますが、やはり対面で学習を見ると何につまずいているのか、何が得意なのか、何を考えながら解いているのかを感じ取りやすかったです。学習の時間は夏休みの間ほとんど毎日とっており、3日間の活動中も毎日一緒に取り組みました。

 また、毎日行っているという子どもたちの予定や様子などの引き継ぎを行う場に参加させていただいたり、施設の説明をしていただけたため、施設や子どもたちについてより深く知ることができました。そして、子どもたちは積木やおりがみ、UNO、ドッチボール、ケイドロなど色々な遊びを通じて、学生との仲も深まったようにも感じます。


↑積木を子どもの高さを超えるまで積み上げるチャレンジをしていました!周囲の安全には気を使っています。

 2日目は大きな紙に自分の全身の型をとり、好きな衣装や好きな物を描き込んでみるという体験が行われていました。子どもの表現力はとても豊かで、大きな紙の白い部分が全て見えなくなるようにカラフルな色で埋め尽くしたり、大好きなモンスターボールをクッションに見立てて紙いっぱいに描き込んだり、夢がいっぱい詰まったワクワクする時間でした。


↑学生と一緒にお絵描きを楽しんでいます!

 3日目はアニマルアクティビティという活動があり、人に慣れている犬が数匹来ていました。大きな犬に抱きつく子や、怖がりながらも大人と一緒に子犬を触ってみる子、お座りやおやつをあげる挑戦をしている子などがいました。どの子も犬と触れ合った後は幸せそうな顔をしていたのが印象的でした。また、子どもたちが小さい頃に施設で遊んでいる様子をビデオで見る機会があり、成長記録としてそういったものが残っていることや、見返していることが素敵だなと感じました。


↑勇気を振り絞って頭を撫でています!

 この3日間の活動を通して、オンラインではなかなか知ることができない、子どもたちの些細な気遣いや、他の子どもと遊ぶときの楽しそうな笑顔、協調性など様々な気づきがありました。また、自分たち学生が子どもたちにできることは少ないかもしれないですが、何か少しでも、この活動での出来事が子どもたちの中に残っていれば嬉しいなと思います。そして、今回の経験を他の学生に引き継ぎオンライン学習支援にもつなげ、継続的に双葉寮の活動に関わっていきたいです。

 最後になりましたが、忙しいしい中、私たちIVUSA学生を受け入れてくださる双葉寮の皆様、本当にありがとうございます。これからもよろしくお願いいたします。