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>ID/パスワードを忘れた方はこちらから6月24日、滋賀県守山市の赤野井湾で、赤野井湾再生プロジェクトの呼びかけにより集まった地域ボランティア、IVUSAの学生8名、卒業生1名等、計90名が、湖底のごみの回収を行い、計192㎏回収しました。
赤野井湾は昔、水が透き通り、シジミや魚が沢山取れていましたが、現在はごみの流入や水草の繁茂、水質汚濁など様々な問題があります。今回は水が綺麗で生態系豊かな赤野井湾を取り戻すために、赤野井湾再生プロジェクトにより湖底ごみ除去活動が実施されました。
開会式ではまず、赤野井湾再生プロジェクト会長の秋山様から、「市民の皆さんに赤野井湾の実態を見ていただいて、色々と印象に残していただきたい」というご挨拶がありました。
また、守山市長の森中様から、「私自身が最初に参加したときは湖底に大量のごみがあったが、回数を重ねるごとにごみが減ってきていると実感し、参加者の皆さんの継続のおかげで効果が出てきている」とお話がありました。
今回は、湖底に沈んでいるごみを回収する班、オオバナミズキンバイを回収する班、湖底から回収されたごみを洗浄する班に分かれて作業をしました。
IVUSAはごみを回収する班となり、胴長を着て赤野井湾に入り、湖底に沈んでいるごみの回収作業を行いました。
湖底に沈んでいるごみを足裏の感覚とレーキを使って探しながら引き上げてきました。湖底が見えない中でごみを探すのは難しかったですが、プラスチック袋や空き缶など、多くのごみを回収することができました。
今回活動に初めて参加する1年生もいましたが、各自赤野井湾を再生するために真剣に清掃活動に取り組めたと思います。
回収したごみは船で漁港に運び、泥を洗浄して分別されました。
閉会式では、滋賀県琵琶湖環境部長の森本様から、「参加者の皆さんの日々の活動の積み重ねのおかげで琵琶湖が美しくなってきている」と、お言葉をいただきました。また、守山市環境生活部長の木村様から、「昔に比べてごみの量が減少してきており、モロコの産卵が増えてきている」とお言葉をいただきました。
今回実際に赤野井湾に胴長を着用して入ってごみの回収作業をした結果、可燃ごみや金属ごみ、瓶缶ペットボトルなどの多くの種類のごみを計192㎏回収することができました。
閉会式後、赤野井湾再生プロジェクトより琵琶湖のしじみを使用した炊き込みご飯をいただきました。とてもしじみがいっぱいで美味しかったです。
私は今回、赤野井湾の湖底ごみ除去活動に初めて参加させていただきました。僕は滋賀県在住なので琵琶湖は身近な存在ですが、実際に活動に参加してみると、琵琶湖の底には人間によって捨てられてごみが大量に溜まっているという新たな一面を知りました。
しかし、琵琶湖を綺麗に保とうという住民の方々のおかげで、以前よりも湖底のごみが減少したり、固有種の産卵が増加したりと、日々の努力が少しずつ垣間見られてきていることもわかりました。今後もIVUSAとして琵琶湖の生態をよりよくしていけるように、琵琶湖の清掃活動に積極的に参加しようと思いました。
赤野井湾再生プロジェクトの関係者の皆さん、素敵なイベントをありがとうございました。(立命館大学2年 綾 紫雲)
主催:赤野井湾再生プロジェクト
参加団体名:(敬称略・順不同)
・守山市役所
・守山市議会
・滋賀県庁
・認定NPO法人びわこ豊穣の郷
・玉津小津漁業協同組合
・古高自治会
・JNCファイバーズ株式会社 守山工場
・グンゼ株式会社 守山工場
・赤十字奉仕団
・センコー株式会社 京滋主管支店
・コカ・コーラボトラーズジャパン株式会社
・JAレーク滋賀
・農業後継者クラブ
・IVUSA
※この活動は平和堂財団環境保全活動助成事業「夏原グラント」の助成を受けて実施しています。