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>ID/パスワードを忘れた方はこちらから 9月2日から9月5日までの4日間、学生51名と事務局1名が岡山県備前市日生諸島にて、「住民参加型の里海テーマパークを作ろう」の目的のもと活動しました。
9月2日は、活動拠点である頭島に到着後、先発隊と合流し、開会式を行いました。
その後、7チームに分かれて島内全域を歩きながらごみを拾い、集めたごみの量と質を競いました。この清掃活動では、島内を歩くことで日生の里海や魅力を知ることができました。
また、備前市役所の職員の方々も参加していただき、多くのごみを拾い集めることが出来ました。
3日は、2グループに分かれて、一グループは海岸清掃、もう一グループは渚の交番ひなせうみラボで活動しました。
海岸清掃では、頭島から定期船が運航している大多府島で活動。さらに、西海岸と東海岸の2チームに分かれて、海岸にてごみを分別しながら、作業を進めました。ペットボトルや発泡スチロール、牡蠣養殖の際に使われる豆管など多くのごみが見受けられました。
また、春の活動で処分しきれなかった牡蠣養殖に使われる発泡スチロールの一部を回収しました。
うみラボでは、うみラボフェスタが行れました。海をテーマにしたイベントで、海ごみ関連や地域のイベントを体験することができました。IVUSAからも、魚と海ごみを交えた魚つりゲームや塗り絵を子ども向けに一ブース出展しました。多くの子どもたちに、海ごみについて学んでもらうことができました。
4日もメンバー構成を変更し、前日と同じように一グループは海岸清掃、もう一グループはうみラボで活動を行いました。
海岸清掃では、午前は前日と同じく大多府島に行き、前日に回収しきれなかった発泡スチロールをすべて回収しました。午後は、地元の漁師の方々の協力のもと2チームに分かれて、曾島(そしま)・鴻島(こうじま)に行き、清掃活動をしました。短い時間でしたが、小さなごみまで拾うことができました。漁師の方々も清掃に参加していただき、海ごみについて考えるきっかけにもなりました。
うみラボでは、前日と同じく、うみラボフェスタが実施されました。海岸で貝殻や海ごみを拾ってつくるスノードームや、シーカヤック体験も行われ、IVUSA学生7名が補助として活動しました。また、2日間を通して子どもたちが塗った魚は台紙に貼り、施設内に掲示されました。
最終日の5日も、2グループに分かれて、一グループは牡蠣の種付け、もう一グループはチヌ(クロダイ)を使った給食メニューの試作を行いました。
牡蠣の種付けでは、地元の漁師の方々の協力のもと、漁船に乗り牡蠣養殖が行われている牡蠣いかだまで行き、活動しました。牡蠣の種が付いたホタテの貝殻と豆管でできている仕掛けを、いかだに上げて乾燥させ海に戻しました。乾燥させている間に漁師の方々とお話をし、交流しました。
給食メニューの試作では、大量繁殖や牡蠣の稚貝を食べるなど牡蠣養殖に被害をもたらすチヌを使い、ご飯・パン・麺のそれぞれに合うメニューを考え作りました。チヌの下ごしらえや臭み取りなど、それぞれ様々な工夫を施し完成させました。
4日間の日程を終え、閉会式では備前市農政水産課の實金さんから、「この経験を今後の活動にも活かしてほしい。また日生の活動で会えることを楽しみにしています」との挨拶をいただきました。4日間という短い間でしたが、多くの活動をすることができました。この経験を次に繋げ、学んだことをこれからの活動に活かしていきます。(京都産業大学4年 笹尾 明日香)