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>ID/パスワードを忘れた方はこちらから 9月13日から15日に、滋賀県彦根市周辺で琵琶湖湖岸清掃活動を行い、学生66名、事務局1名、OB1名が参加しました。
目的として、「学生が熱意とマンパワーを生かして清掃活動に取り組み、その姿を発信することで社会に元気を届ける」を掲げ、近年の海洋ごみ問題の解決に貢献するために活動しました。コロナ禍で規模は縮小されましたが、2021年3月から始まった本活動は、今回で4回目です。
13日の9時半ごろに開会式が金亀公園で行われ、リーダーの渡邉奏子(同志社大学3年)から活動の動きや諸注意などの説明を受けました。その後、それぞれの班に分かれ北は米原市、南は彦根市の現地に向かいました。
可燃ごみ・不燃ごみと分別しながら清掃範囲のところまで清掃しました。清掃活動が初めてな学生は、分別が分からない時には周りの人に聞き、協力しながら活動しました。初日ということもあり、班の中でのコミュニケーションが多い様子でした。
清掃を終えた後、3日間お世話になる宿に向かいました。調理担当の隊員が作った夕食は清掃活動後の体を回復させてくれました。また、レクリエーションや班ごとのミーティングを通して班員同士の仲を深めあい、2日目の活動に向けての心構えができました。
活動2日目も初日と同じように北と南に分かれて清掃活動を行いました。2日目の清掃ということもあり、隊員は暑さや清掃に慣れた様子でした。また、現場ごとに合った清掃方法で作業の効率化を図りました。
例えば、たくさんごみが落ちている場合は横並びになって1列目が大きいごみ、2列目は取り残しや小さいごみを拾うやり方で進め、長い距離を清掃する場合には「追い越し清掃」といって前のグループの清掃開始地点に到達するとそのグループを追い越して先回りした地点から清掃を開始するという方法を採りました。
このように試行錯誤をしながら、次に活かせるような活動を行うことができました。3日間の中でこの日は一番長い時間の清掃でしたが、疲労感よりも達成感を味わうことができる一日でした。
活動3日目は、朝食を終えた後、荷造りをし、感謝の気持ちを込めて宿の清掃を行いました。綺麗になった宿を後に、活動場所に向かいました。
この日は活動最終日ということもあり、午前の清掃にて隊員は作業の質を落とすことなく予定時間よりも早く終わることができました。その中でも、より細かいごみも拾い、ごみの完全除去に努めました。
また、他の班の班員同士で「水分補給している?」「(重いごみ袋を)持つよ」などの声掛けも多く見られ、清掃活動を一人で黙々とやるのではなく、仲間を気遣い、支えあっている姿を見て隊の一体感を感じることができました。
午後からは北と南の合流を目指して清掃を再開し、最後の清掃場所では、寂しさや感謝の気持ちを表すかのように隊員はごみ拾いと声出しに力を入れました。合流した時の感情は充実感にあふれていました。
閉会式を行った後、一気に疲れが現れた隊員もいましたが、最後の別れを名残惜しむように仲間との会話を楽しみ、各自解散しました。
この活動で、私たちは活動するにあたって大切なことを学び、成長することができました。今後ともよろしくお願いいたします。(龍谷大学2年 岩田 奈々)