8月7日から8日にかけて、IVUSAが主催で、KBAスクール、ぬく森くらぶ、なのはなキッズ、かめっこクラブ、げんきっこクラブなどの学童の方々のご協力により、千葉県東金青年の家で活動を行いました。子どもたちの参加者は全員で107人、学生は19人でした。
最初に開会式が行われた後、初対面での緊張をほぐすために、自己紹介も含めてレクリエーションをしました。お互いの名前を覚えて、一緒におにごっこをしました。
天候に恵まれ、子どもたちは元気いっぱいに走り回っていました。
子どもたちがおにごっこで大学生から逃げている様子。
お昼ご飯を食べた後、皆で自分たちの寝泊まりするテントを張りました。テントを張ったことがない子もいましたが、皆で協力してテントを完成させました。子どもたちは完成したテントを見て、中に入って嬉しそうにはしゃいでいました。
子どもたちと大学生が一緒にテントを張っている様子。
その後、水について学ぶワークを行いました。バケツ一杯の水を通して、水を使う優先順位を考え、水の大切さやありがたみを学びました。先程まではしゃいでいた子どもたちも静かに話を聞いて、「もしも災害が起きたら」と想定しながら真剣にワークに取り組んでいました。
真剣にワークに取り組む子どもたちの様子。
ワークが終わった後、夕食の支度をしました。お米を洗って、野菜を切って、火をおこし、ご飯を炊いて、カレーライスを作りました。お米は空き缶を使用して炊き、普段はただのゴミとなる空き缶でお米が炊けることに、子どもたちは驚いていました。自分たちで苦労して作ったご飯の味は格別で、みんなで笑顔になりながらカレーを食べました。
夜になると、皆でキャンプファイアーをしました。皆で手を繋いで、たき火を囲みながら歌を歌いました。真っ暗な中で燃える炎を見ながら今日一日あった出来事を各々が振り返りました。
キャンプファイアーの様子。
お昼に張ったテントの中で雨の音を聞きながら就寝し、爽やかな朝を迎えました。準備体操をした後、自分たちで朝食作りの飯盒炊爨を行いました。飯盒炊爨は水加減が難しいので心配しながら炊きましたが、とてもおいしいご飯が炊きあがりました。
その後、8月30日から9月2日にかけて行われる九十九里浜全域清掃大作戦で清掃中に掲げる旗の作成を行いました。子どもたちはどうやったら旗がきれいにかっこよく見えるか考えながら自分たちの手形を一生懸命旗につけていました。
手形を押す子どもたちの様子。
楽しかった防災キャンプも終わりに近づき、最後に皆でふり返り会を行いました。「楽しかった」の声と共に、「テント張りや炊飯など、難しかったことも多かったけれど、チームみんなで協力しながら作業したからできた。チームの大切さを知った」などという声もあがりました。
このプロジェクトの目的は「子どもたちに防災の知識を増加させること」と九十九里全域清掃大作戦を行う前に「子どもたちと大学生の交流をすること」でした。
この2日間を通して、子どもたちは普段は接しない大学生と一緒に、状況を「想定」しながら「体験」することで身を持って楽しく学ぶことが出来たのではないかと思います。
大学生も子どもたちと交流することで楽しく、普段は体験できないような活動をさせていただきました。
活動に参加して下さった学童の皆様、引率の先生方、保護者の方々のおかげでこの活動を行うことが出来ました。心より感謝申しあげます。ありがとうございました。(東京家政大学3年 山口 夏実)