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2012年度新潟県長岡市栃尾地区ふるさとづくり活動準備隊

 4月13日(金)から4月15日(日)の活動にはIVUSAの学生16名が参加しました。
 今年度の新潟県長岡市栃尾地区ふるさとづくり活動の「準備隊」という位置づけである今回は、長岡市栃堀地区にある「栃堀巣守神社」で行われる「栃堀巣守神社春季大祭」の前夜祭“灯篭押し合い”の参加、今後の栃尾について同住会の方との話し合い、古民家の修復案出し、大清掃を行いました。
 “灯篭押し合い”とは、戦国武将の上杉謙信公が栃尾城におられた頃、公の戦勝を祝い武運を祈願して始められたお祭りです。のぼり旗を持った小学生が笛と鼓と唄で応援してくれている中、東西に分かれた若者が灯篭で押し合い、どれだけ相手を押し出せるか競います。
 初日の午前中は、「夢をかなえる3つの方法」をテーマに長岡市議会議員でIVUSAの理事でもある桑原 望さんによる研修が行われました。この隊に参加していない学生にも話したくなるような内容でした。自分自身をもっとよく知り、これから自分について深く考えようと思える良いきっかけになりました。
 午後からは同住会の方々と一緒に3班に分かれて今後の栃尾についての話し合いをしました。今までなかなか聞くことのできなかった話を聞くことができたり、活動の目的を明確にすることができたり、とても有意義な話し合いができました。今後も定期的にこのような機会を設けて、より良い栃尾の活動を目指していきたいです。
 そして、夜、巣守神社へと向かい“灯篭押し合い”へと参加しました。灯篭はなかなか大きく6~8人で担ぐもので、とても綺麗な絵が描かれた和紙が貼られていました。まず、東と西の灯篭をくっ付けて置き、和紙を叩き破りそこに腕を入れて審判の方の合図とともに押し合いが始まります。周りの子どもたちの応援と共にとても盛り上がり私たちIVUSAの学生もヒートアップしていました。
地元の方々も私たちを快く受け入れてくださり、参加していた時間は短かったのですがとても密接に交流できました。「明日のお祭りにも出てほしい」と何度も言っていただきとても嬉しかったです。

2日目に参加した灯篭押し合い祭りの様子。
 2日目はとちお同住会の方と古民家の修復案の話し合いを行いました。出した案を優先順位順で並べたので、今後棟梁と共に1年間の活動でコツコツ進めていきたいです。古民家の大掃除では今までの“表面上だけ綺麗にする”ではなく“根本から綺麗にしよう”ということでいらないものを容赦なく捨てていきました。とんでもない量のゴミが出てとても驚きました。ゴミもなくなり、これから古民家の修復も進めていくので、今まで以上に住みやすい古民家を目指していきたいです。(拓殖大学2年 神保 佳奈)
最終日の記念写真。
【プロジェクトリーダーより】
 今回は0次隊(準備隊)ということで、年度の栃尾の活動が始まる前に、栃尾に赴き、今年度の栃尾の活動の方向性について同住会の方とお話しするという目的で行いました。
 普段の隊では、今後のことなどや隊の活動について、意見交換をする場が少ないので、とてもよい機会になったと思います。
 意見交換をしていく中で、同住会の方がそれぞれ持っている栃尾への思いを聞けて、私たち学生自身も栃尾に対する理解が深まり、栃尾のことをもっと広めたいという思いが強くなったと思います。
 今年度も、同住会と学生が一丸となって、栃尾を盛り上げていきたいと思います。(立命館大学2年 安居 優利)