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2012年度第14回新潟県長岡市栃尾地区ふるさとづくり活動

 2月8日から10日の活動には、51人(内、栃尾高校の学生2人含む)の学生が参加しました。
 今回の隊のコンセプトは「共に繋ぐ」でした。
 IVUSAと栃尾の方々を繋ぐ、栃尾のこれからの活動を繋ぐ、4年生の想いを後輩が繋ぐ。という意味が込められています。
 活動内容は、
・民家の除雪作業
・裸押合大祭の参加・運営のお手伝い
・遊雪祭会場で「なぎ君を救う会」の方々と一緒に募金活動の参加 
 でした。
 IVUSAの学生にとって慣れない除雪作業は想像以上に大変なものでした。同住会や社会福祉協議会、半蔵金集落の地元の方々に教わりながら、会話をしながら作業を行いました。除雪作業の後は同住会や社会福祉協議会、半蔵金集落の方々と一緒に交流会を行いました。交流会では、IVUSA学生による、よさこいソーラン披露をして会場は盛り上がりました。

除雪作業の様子。
 14次隊の活動のメインである、裸押合大祭では男子が祭に参加し、女子は同住会と一緒に「あげあげあげ(栃尾名物あぶらげを作った時に出る おからを利用したもので、からあげのような食べ物)」の無料配布を行いました。男子は、地元の方々と対等に体をぶつけ合っていました。祭が終わってからは地元の方々との会話が盛り上がったそうです。
 女子は男子を応援すると同時に「あげあげあげ」の配布で祭を観に来た地元の方々と楽しく会話をすることができました。

裸押し合い大祭の様子。
 最終日は「なぎ君を救う会」の方々と一緒に、栃尾に住むお子さんの心臓移植費用のための、募金活動に参加させて頂きました。結果、目標金額を達成できたとのお話を伺いました。このような形で栃尾に関わることができ、とても意義のある活動でした。

募金の様子。
 また、今回は地元の栃尾高校の学生2名がこの活動に参加しました。
 地元に住む彼女たちがIVUSAの活動に参加してどのように感じたのか聞いてみました。
①この活動に参加した理由は何ですか?
植村美花さん(3年生)「地元の町内の祭なので盛り上げたかったからです 」
林爽香さん(2年生)「地元の活動だったからです」
②活動を通じてどのようなことを感じましたか?
植村美花さん「絆っていいなぁ、と思いました」
林爽香さん「自分は半日しか活動してないし、そんなに仕事もしてないから大変だなとは思いませんでした。でも、たくさんの人に会えて良かったし、楽しかったです」
③この経験をどのように活かしていきたいですか?
植村美花さん「他のボランティア活動にも参加して人々との絆を深めていきたいです」
林爽香さん「どのように活かしていきたいかと言うよりは、これを機に色々なボランティアに参加していきたいと思いました」
 この活動を通して、地元に住む彼女たちに今後少しでも「栃尾を盛り上げたい」という気持ちを起こさせることができたらいいと思います。私たちにとっても良い機会であったと思います。(東京家政大学2年 川島 悠)
【プロジェクトリーダーより】
 今まで参加した中で一番アツいお祭り、裸押合大祭。
 2年前に参加して以来、このお祭りに魅力を感じ、また関わりたいと思っていました。栃堀集落の方々の暖かさ、伝統のあるお祭り。そんなことが私を引き込む一番の要因になったのではないかと思います。
 今回リーダーとしてもう一度関わらせていただくことになり、この活動のコンセプトとして「共に繋ぐ」を掲げました。
IVUSA学生と栃尾の方々、今までの活動とこれからの活動、先輩と後輩。この関係を大事にして活動して欲しいと思い、このコンセプトを掲げました。 活動を振り返ってみて「共に繋ぐ」をひとりひとり意識して取り組めていたのではないかと思います。
 またこの活動を通して、栃尾を好きになってもらうとともに、自分の地元への愛着や関心が深まってくれたら、この活動の成果であるとともに、“共に繋ぐ”ことが出来たのではないかと思います。
 最後になりますが、IVUSA理事で長岡市議会議員の桑原 望さんを始め、同住会や社会福祉協議会の方々、青年会議所の皆様、また多くの関係者に感謝の気持ちを申し上げたいと思います。
 そして多くの学生がまた栃尾に訪れることを心より待ち望んでいます。(明治大学4年 衞藤 玄海)